SIX MOON DESIGNS
アメリカのオレゴン州ポートランドを拠点としたアウトドアメーカー。ブランドオーナーのRon Moak(ロン・モーク)氏も数々のバックパッキングを経験しています。その中で、より軽量で頑丈なギアの必要性を感じ、自分と家族のために自作したウルトラライトなギアが〈SIX MOON DESIGNS〉のルーツです。ブランド名の「Six Moon」は「PCTの 4,279kmをゴールするには約6ヶ月かかる…」ということから命名されたそう。
SIX MOON DESIGNSのクラフトマンシップとは?
「軽量、高品質、手頃な価格の製品で冒険を楽しく!」
小さなガレージから2002年にスタートした〈SIX MOON DESIGNS〉。
彼は高校時代にアメリカのアパラチアントレイルでバックパッキングを経験。その経験が彼のハイカー人生をスタートさせました。すっかりロングトレイルの虜になったRon氏は1977年、妻のLinda氏と共に3,500kmのアパラチアントレイルに出発します。
この冒険が、彼らに“UL”の必要性を気づかせることになるのです。
当時はまだ少数派で、“極端な考え方”とすら捉えられていたU.L.。彼は自身の体験をきっかけに、U.L.のギアを手作りし始めました。ザックやテントなどを作り使用する中で、ロングトレイルに挑戦するハイカーが自分たちと同様、U.L.な商品を必要としていることを実感していきます。
〈SIX MOON DESIGNS〉の歩みは、このようにして始まりました。
彼らの商品の特徴は、とにかく軽量で丈夫、そして手頃な価格に抑えられていることです。もちろん、生み出された商品は「完全だ」と確信が持てるまで自然の中でテストが繰り返されます。なんといっても商品のデザイナーは全員がハイカー。主力デザイナーの2人は、トリプルクラウン(※)を達成している実力派。今も昔も変わらずフィールドでの経験が、〈SIX MOON DESIGNS〉の商品の質を保ち、磨き上げているようです。
※アメリカ3大トレイルと呼ばれるアパラチアン・トレイル、パシフィック・クレスト・トレイル、コンチネンタル・ディバイド・トレイルを指す。
ブランドを代表するギア
Owyhee Tarp (オワイヒータープ)
2人で使用できるサイズ感で総重量1kg以下という軽量化を実現したシェルター。虫除けのメッシュスカート(蚊帳)とグランドシートが付属している。グランドシートは取り外し可能。シートを無くすことによってタープとしても使用できるため、一年を通してさまざまなシーンで活躍する。