NODATE
野に漆。NODATE(ノダテ)は「漆のある暮らし、遊び」を伝える道具として2010年に誕生した漆器です。軽く、強く、耐水、耐熱で、殺菌効果があり、強酸・強アルカリにも強い等、フィールドで求められる機能をしっかり備えた天然の素材が漆です。日本人と1万年以上もの歴史を刻み続けた漆の意味を、野や山で、日々の暮らしで、感じとってみて下さい。

NODATEのクラフトマンシップとは?
「職人魂」
モノの作り手は、大きくは「職人」と「作家」に分けられます。その大きな違いは「請仕事」の是非。
職人は「名もなき」の枕詞に代表されるように、元来はコミュニティの一部を構成するアノニマスな作り手です。柳 宗悦(やなぎ むねよし)の民藝運動でも、作者不明の暮らしの道具の美を評してきました。一方、作家はアーティストです。漆の世界に限らず、己の表現の手段として作品がアウトプットされます。この違いはデザインとアートの違いにも共通しています。
クラフトは工芸です。クラフトマンシップという言葉は、職人魂と表わせばしっくりきます。依頼者の要求に応える直向きさ、工芸としての結果に責任を持つプライド。匿名だから適当で良い、にはならない高い意識がなければ続きません。
卓越した技術で同等の職人と作家がいたとして、その磨かれた技術が何(誰)のためか、は大きな違いです。暮らしの道具を作るとして、自己表現としての漆の器なのか、依頼者の要求に応える技術成果としての漆の器なのか。動かす手や考える脳の働き方も全く異なります。
NODATEは、まさにクラフトマンシップの塊です。会津という地域コミュニティから、弊社を通してアノニマスに誕生し続ける漆の器です。



ブランドを代表するギア
NODATE Mug yokoki
2010年のデビュー以来支持を集めてきたNODATE Mug。従来シリーズは、縦木取りの木地を手挽き轆轤で削り出しています。新シリーズyokokiは、その名の通り、横木取りの木地を摺り型轆轤で削り出します。横木取り。実は1000年以上続く木地師の原点は、横木取りの木地を挽くことから始まりました。従来のシリーズと同様4サイズ、縦横ダブルスタンダードで展開します。それぞれの違いと良さを手にとってお確かめください。